親を見送るまでに、俺はいくつもの「初めて」を経験した。
お寺を選ぶことも、墓を建てることも、役所に走ることも、施設を探すことも。誰も教えてくれないまま、その都度調べながらやってきた。
この記事は、そのすべてをまとめた実録だ。完璧にはできなかった。後悔もある。それでも「あのとき動いた」という手応えだけは残っている。同じ立場の人に、一つの流れとして読んでもらえれば十分だ。
① 元気なうちにやっておいたこと
「まだ早い」と思っているうちに動けなくなる。それが現実だった。
お寺を比べた
「どこでもいい」では後悔する。俺は3つのお寺を実際に訪ねて比べた。
→ 檀家になるには?親が死ぬ前にお寺3つを比べた話
墓をどうするか決めた
130万かけて建てた墓。後から後悔したことがある。
→ 墓は建てるべきか|130万かけた60代の後悔と本音の比較
家をどうするか考えた
子供が継がない時代に、実家はどうなるのか。
→ 子供は継ぐのか?空き家になる前に考えたいこと
② 介護が始まってからやったこと
「まだ大丈夫」と思いながら5年が過ぎた。気づいたら自分も限界だった。介護は終わりが見えないまま続く。だからこそ、決断するタイミングが大事だと思う。
在宅介護の限界と決断
「もう無理」と思ったとき、俺が出した2つの答えとは。
→ 在宅介護がもう限界|親を5年介護した俺が辿り着いた2つの答え
③ 亡くなった直後にやったこと
悲しんでいる暇はなかった。次々とやることが押し寄せてくる。
手続きを順番にこなした
役所・銀行・年金・保険……俺がたどった順番をそのまま書いた。
→ 親が亡くなったらやることリスト|俺がたどった順番【60代実録】
仏壇を処分した
創価学会の仏壇は、普通の方法では処分できなかった。
→ 創価学会の仏壇を処分した|お寺に断られ、学会に電話し、仏壇屋で解決した話
④ お金のことを整理した
相続・年金・確定申告。どれも初めてで、調べながら動いた。
相続税がかかるか確認した
不動産があっても申告不要だった。その理由。
→ 相続税の基礎控除|不動産があっても申告不要だった俺の話
国民年金の追納と控除
親が払った60万円。控除はどうなるのか。
→ 国民年金を親が追納した60万円と控除の話
確定申告で取り戻した
年金生活者でも確定申告すると1万〜3万戻ってくる。
→ 年金生活者の確定申告|60代の俺がやったら1万〜3万戻った話
デジタル遺品も整理した
紙の手続きだけでは終わらなかった。スマホ・パスワード・ネットの契約も片付けた。
→ デジタル遺品とは?|60代の俺が整理した話
まあまあできたで、100点満点
全部やり切って思うのは、「完璧にはできなかったけど、まあまあできた」ということだ。
親を見送ったあと、しばらく何もする気にならなかった。やることがなくなって、逆に何をしていいかわからなかった。でも時間が経つうちに、「ちゃんと向き合えた」という感覚が少しずつ戻ってきた。後悔がゼロとは言わない。それでも動いた記録が残っている。それが今の俺の答えだ。
誰も教えてくれない。正解もない。それでも動いた記録が、誰かの参考になれば十分だと思っている。
この記事は、60代の実録4本柱の一つです。他の柱はこちら。


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