※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
親が創価学会員だった。自分はそうでない。親が亡くなったあと、黒い仏壇をどう処分すればいいのかわからなかった。
引き取りは10,800円。新しい仏壇は18万円かかった。同じ状況の人に向けて、実際にやったことを書く。
結論:手順はこの3つ
- お寺に頼む → 断られる(宗教が違うから)
- 創価学会に連絡して「神様(御本尊)」を返す
- 仏壇屋に処分を依頼する(引き取り10,800円)
うちの仏壇の話
親がいつ、どういう経緯で創価学会に入ったのか、私はよく知らない。気がついたら家に黒い仏壇があった。普通の木製の仏壇とは見た目がまったく違う。重厚で、子供の頃から違和感があった。
仏壇の中央奥には、学会から預かっている「神様(御本尊)」が収められていた。
俺はずっと、あれを神様だと思っている。正式には、紙に経文を書いて掛軸の形に表装したものらしい。だが俺にとっては神様だ。それが貸与品だということも、後になって初めて知った。
親の希望は学会の葬式だったが断った
親は生前、「学会の葬式で送ってほしい」と言っていた。私は断った。
俺が見た限り、創価学会の葬式は僧侶がいない。学会員が集まり、南無妙法蓮華経をひたすら繰り返す形式だ。私は学会員ではない。その場に立てる立場でもなかった。断ってよかったと今も思っている。
①お寺に処分を頼んだら断られた
親が亡くなったあと、葬式をお願いしたお寺の僧侶に「この仏壇を処分してほしい」と頼んだ。返事は「嫌です」だった。宗教が違えば断るのは当然かもしれない。ただ、そういうものだと知らなかった。
②創価学会に電話して御本尊(神様)を返納した
そもそも、どこに連絡すればいいのか分からなかった。
ただ、同級生が学会員なのは知っていた。聖教新聞を配達してくれていたからだ。うちも取っていて、親の入院のときに解約した経緯がある。そのつながりで、地域の担当者にたどり着いた。
電話で相談すると、仏壇の中の御本尊は学会からの貸与品だという。処分前に、まず返す必要があった。
後日、学会の担当者が2人(男女)で自宅に来てくれた。御本尊を外す前と後に、丁寧に拝んでくれた。そして持ち帰ってくれた。責められることは一切なかった。田舎だから新聞のチラシにお悔やみが載る。先方はすでに知っていたようだった。
③仏壇屋に処分を依頼した(10,800円)
仏壇屋は、葬式前にお参りに来てくれた知人のつながりで見つけた。「この仏壇どうしようか」と相談したのがきっかけだったと思う。
御本尊を返した後、その仏壇屋に黒い仏壇の引き取りを依頼した。費用は10,800円。1万円に消費税がついた金額だ(2016年・当時8%)。
新しい仏壇も同じ店で購入した。5万円くらいで済むと思っていたが、実際には18万円になった。墓もこの店で買った。一つの店で全部まとまった。
👉 墓は建てるべきか|130万かけた60代の後悔と本音の比較
仏壇がなくなって思うこと
正直に言う。なくなってよかったと思った。自分には関係のない組織のものだった。毎日手を合わせる気にはなれなかった。
新しい仏壇は18万円だった。創価学会の仏壇より小さく、シンプルだ。今はこちらに手を合わせている。
まとめ|順番を守れば、難しくない
創価学会の仏壇を処分するには、先に学会へ連絡して御本尊を返すことが必要だ。お寺は断る。仏壇屋が引き受けてくれる。知らないと困るが、順番通りにやれば難しくない。
学会側の対応は、終始丁寧だった。責められも、引き止められもしなかった。親の宗教を子が引き継ぐとは限らない。うちはそういう家だった。困ったときは、まず仏壇屋に相談するのが早いと思う。
最後に、これを読んでいる人に伝えたいことがある。
葬式は誰もうまく段取りできない。できる精神状態でもない。みんな、やり直したいと思う部分がある。それでも当たり前にやれば十分だ。「まあまあできたで100点満点」でいい。
創価学会の仏壇を処分することを、後ろめたく感じる必要はない。順番を守って、相手に丁寧に対応すれば、難しくはなかった。
この記事は、親を見送るまでの記録の一部です。全体の地図はこちら。


コメント