PR

アコースティックギターの選び方|20台触ってきた俺の基準

選んだ
記事内に広告が含まれています。

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

実は一度、この記事を書くのをやめた。

書き始めたら、説明と説教ばかりになった。「弦高を確認しろ」「ネックの反りに注意しろ」。そういうことを書いても、俺が言いたいことじゃないと思ってやめた。

だから今回は、俺が20台以上のアコースティックギターを触ってきて感じたことだけを書く。正しいかどうかはわからない。ただ、こういう見方もあると思って読んでほしい。

いいギターは「箱」が鳴っている

まず聴いてほしいのは、生音の鳴り方だ。

いいギターは、弦をはじくと、その振動がギターの箱(ボディ)に伝わって、箱全体が鳴る。弦の音じゃなく、箱から音が出てくる感じがする。胸に響くと言えばいいか。

いまいちなギターは、これがない。弦がビーンと鳴っているだけ。箱が鳴っていないから、弦の振動の音しかしない。

これはエレキギターでも同じだ。生で弾いて箱が鳴るギターは、アンプを通してもいい音がする。

言葉で説明するのは難しい。でも何本か弾き比べれば、「あ、これは箱が鳴ってる」というのが体でわかるようになる。

3弦がよく鳴るギターは、全体的にいいギターな気がする

根拠はない。俺の感覚の話だ。

アコギの3弦(G弦)は、俺の感覚では一番鳴らすのが難しい。安いギターほど、この3弦が「引っ込む」。高音と低音だけ出て、中音域が薄い感じになる。

逆に言うと、3弦がちゃんと前に出て、変にビリつかない(ビビり音が出ない)ギターは、全体のバランスがいい可能性が高い。

友人のギターを含めて20台ほど触ってきた中で、「これいいな」と思ったギターは、だいたい3弦が素直に鳴っていた。

ギター雑誌で、プロのギタリストが「安いギターにも、お宝が潜んでいる」みたいなことを言っていた。ボロく見える木の組み合わせが、なぜかうまくはまって、100万円のギターに負けない音を出す個体がある。そういうことなんだと思う。

新品でも中古でも、価格で切らず、3弦を弾いてみて判断してほしい。

弦高は低い方が弾きやすい

弦高(げんだか)は、指板から弦までの高さのことだ。12フレットのあたりで測る。

標準は2.5ミリくらいらしい。でも俺の感覚だと、2ミリ、1.5ミリくらいまで低い方が押さえやすくて弾きやすい。指が楽だ。

店で弾かせてもらったとき、押さえて「硬いな」「指が痛いな」と感じるやつは、弦高が高い。低いものを選ぶと、それだけで練習が続く。指が痛くて嫌になる、というのが減るからだ。

ネックの握りやすさも大事だと言われる。ただ俺の感覚だと、どれもそんなに変わらない。タカミネのかまぼこ型のネックは、悪くなかった。

弾かせてくれる店を選べ

ギターは触ってみないとわからない。だから、ガンガン弾かせてくれる店を選ぶことが大事だ。

大手楽器店はたいていピックで弾いても怒られない。試奏コーナーで好きなだけ鳴らせる。

地方の小さな楽器店は、傷を嫌がってピック禁止のところがある。店の気持ちもわかる。でも買う側としては、ピックで弾いた時の音を確認したい。判断できないまま買うのは困る。

ギターを探すなら、試奏を「どうぞ」と言ってくれる店を最初に選ぶこと。それだけで候補が絞れる。

近くに大手がない人もいる。試奏できる店が見つからないなら、ネットで候補を絞ってから動くのも一つの手だ。石橋楽器店はアコギの品揃えが多い。目星をつけて、弾ける店で確かめればいい。

アコースティックギターなら石橋楽器店!

音がわからなければ、わかる人間を連れて行け

「音の良し悪しが自分ではよくわからない」という人は、遠慮なく詳しい友人を連れて行くべきだ。気を使わない相手がいい。「こっちの方がいい」と正直に言ってくれる人間が必要だ。

それだけで、失敗はかなり減る。

迷ったら、好きなアーティストと同じギターを選べ

ここまで書いてきて、身も蓋もないことを言う。一番ハズレがないのは、自分の好きなアーティストが使っているのと同じギターを選ぶことだ。

あの人の音が好きで始めたなら、その人と同じギターを持てば、憧れの音に近づく。何より、弾くたびにテンションが上がる。それが続ける力になる。

そして、お金に余裕があるなら、見た目で選んでいい。かっこいいと思ったギターは、部屋に置いてあるだけで手に取りたくなる。結局それが一番弾く回数を増やす。

結局、長く付き合うのは「手放さなかったギター」

値段じゃない。スペックじゃない。カタログの数字でもない。

自分の手で弾いたとき、「あ、いいな」と思えるかどうか。その一瞬が全てだと思う。

正解だったギターじゃなく、手放さなかったギターが、結局一番のギターになる。


※この記事は20台以上のアコギを触ってきた個人の感覚です。楽器選びの参考の一つとしてお読みください。

関連記事:なぜ私は、ギブソンJ-160Eを即決しなかったのか

まずは、弾かせてくれる店に行ってみてほしい。話はそれからだ。

コメント