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奥歯が欠けたのは60代に入ってすぐだった。
「まあ、歯医者に行けばすぐ治る」と思っていた。そこから始まったのが、過蓋咬合の発覚、セカンドオピニオン、根管治療、そしてインプラントの決断だった。奥歯1本のインプラントに449,490円を払い、2026年(令和8年)8月に歯が入った。気づいたら2年近く歯と向き合い続けている。その記録を全部ここにまとめた。
インプラントの費用|奥歯1本で実際に払った額
先に金の答えを書く。奥歯1本のインプラントで、俺が窓口で払ったのは449,490円だ。領収書の数字だ。
| 払った額 | |
|---|---|
| 埋め込みの手術(2026年3月) | 221,600円 |
| 人工歯の装着(2026年8月) | 227,890円 |
| 合計 | 449,490円 |
このうち自費は、手術22万円と人工歯22万円の44万円。残りは同じ日の保険診療の分だ。最初に医院から聞いた見込みは40万円で、消費税が入っていなかった。見積もりを聞くときは「その金額は税込みですか」と確かめた方がいい。
2026年10月に「インプラント 費用 奥歯」で調べると、1ページ目に出た歯科医院のサイトは、多くが奥歯1本の相場を「30万〜50万円」と書いていた。俺はその真ん中あたりだった。
この44万円の外に、CT撮影の自費15,500円と、二次手術や仮歯などの通院代が別にかかった。それも入れると、今年だけで25回・498,810円になった。25回分の全明細は7話に載せた。医療費控除でいくら戻るかは3話に書いた。
歯のトラブルの始まり
60代になって初めて、自分の噛み方がおかしかったと知った。片噛みで奥歯に負担をかけ続けた結果が、欠けた歯だった。歯医者では「過蓋咬合」という診断も出た。それまで症状は何もなかったのに。
- 奥歯が欠けた日|60代の俺が硬いもの噛んだ末路
- 噛み方を教わらなかった世代の話|片噛みで奥歯を失った60代
- 60代で「過蓋咬合」と診断|噛み合わせが悪いと出る症状はなかった
- 別の歯医者に行ったら過蓋咬合|結果的にセカンドオピニオンになった60代
ブリッジかインプラントか、40万円の決断
欠けた奥歯をどうするか。ブリッジにするか、インプラントにするか。費用、期間、リスク。全部調べた上で、インプラントを選んだ。40万円という金額を前に何度も迷った。それでも決めた理由がある。
手術当日から抜糸まで
手術当日は怖かった。想像していたより静かな時間だった。麻酔が切れた後も、思ったほど痛くなかった。抜糸は拍子抜けするくらいあっさり終わった。怖さの大半は「想像の中」にあったと思っている。
二次手術から装着まで
骨にネジを埋めてから3ヶ月あまりで二次手術。土台の部品(アバットメント)をつけ、2026年(令和8年)8月に人工の歯が入った。装着の日は、この連載で初めて痛かった。
根管治療という予想外の展開
インプラントと並行して、別の歯で根管治療が必要になった。電気消毒、薬の充填、経過観察。歯の治療はインプラントだけでは終わらなかった。60代の歯は、あちこちで同時進行する。
歯ブラシで気づいたこと
インプラント後、歯磨きを見直した。試したのが「奇跡の歯ブラシ」と呼ばれる定期購入商品だった。実際に使ってみて、解約まで全部体験した。正直な感想を書いた。
60代の歯と向き合って思うこと
歯は後回しにしてきた。痛くなるまで放置していた。60代になって初めて、歯が体全体に関わることを実感した。咀嚼、発音、食事の楽しさ。全部つながっている。45万円かけてインプラントにしたことを後悔していない。むしろ決断が遅かったと思っている。
インプラント費用の医療費控除|いくら戻るのか
インプラントは医療費控除の対象になる。自費診療でも、治療が目的なら対象だ。
いくら戻るかは、その年の総所得で変わる。
金額の経緯と、総所得ごとの計算(住民税も減ることを含む)は3話に全部書いた。相談は税務署で無料でできる。
👉 年金生活者の確定申告|60代の俺がやったら1万〜3万戻った話
この記事は、60代の実録4本柱の一つです。他の柱はこちら。


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