60代で「過蓋咬合」と診断|噛み合わせが悪いと出る症状はなかった

迷った

「噛み合わせの症状」って、わかるか?
俺は、わからなかった。

60代で「過蓋咬合(かがいこうごう)」と診断された。
でも、ネットに書いてある「頭痛」「肩こり」「歯ぎしり」みたいな症状は、何ひとつ感じない。

そもそも「症状」と言われても、何が「正常」かを知らない。
比較するものを持っていない。
40年通った歯医者で、一度も教わったことがなかったからだ。


60代で「過蓋咬合」と言われた

去年の暮れ、別の歯医者にかかったとき、初めて言われた。
俺の歯は「過蓋咬合(かがいこうごう)」だ、と。

難しい名前だが、要するに上の歯が下の歯にかぶさり過ぎている状態だ。
40年以上、町の歯医者に通ってきたが、初めて聞く言葉だった。

(このときの経緯はインプラント連載の第1話で書いている)


奥歯に力が集中して、欠けたり割れたりするかもしれない

先生はこう言ってくれた。

「噛み合わせが、少し深いですね。このままだと奥歯に力が集中して、欠けたり割れたりするかもしれません」

頭が真っ白になった。
40年、虫歯のたびに通ったのに、こんな話は一度もなかった。


「症状」と言われても、わかるわけがない

家に帰ってネットで調べた。
噛み合わせが悪いと、頭痛・肩こり・歯ぎしりなどが出るらしい。
顎が痛くなる人もいると書いてある。

でも、症状と言われても、わかるわけがない。
俺は、頭痛も歯ぎしりも自覚はない。

そもそも、何が「正常な噛み合わせ」かを知らない
比較するものを持っていない。


何が正常か、誰も教えてくれなかった

学校でも、歯医者でも、「正しい噛み合わせとは」を教わったことがない。
虫歯になったら削って詰める。それだけだった。

40年通った歯医者は、噛み合わせなんて一度も言わなかった。
知らないまま、ここまで来た。


顎の力が強い人は、口の中が変形していく

先生はこんなことも教えてくれた。

顎の力が強い人は、長い年月をかけて口の中が変形していくのだという。
歯がすり減る、奥歯に負荷がかかる、噛み合わせが深くなる。
そういう変化が、ゆっくり進む。

60代になって、ある日突然「過蓋咬合ですね」と言われる。
俺がまさにそれだった。


それでも、俺は症状を感じない

過蓋咬合と言われた。
奥歯が欠けたり割れたりする可能性もあると言われた。

でも、俺は何も感じない。
頭痛も、歯ぎしりも、自覚はない。

ただ、肩を揉んでもらうと「硬い」と言われる。
自覚はないが、体には出ているのかもしれない。

症状を感じない60代もいる。
これも一つの実例として、書いておく。


テレビで見た、子どものマウスピース

そういえば、テレビで子どもが透明なマウスピースをつけているのを何度か見たことがあった。
「今どきだな」と思っていた。

あれは、将来の噛み合わせを守るための処置だったんだな、と今ならわかる。
俺が子どもの頃、そんなものは無かった。


60代でできる「現状維持」

60代になってから矯正は現実的じゃない。
骨が固まっているし、時間も費用もかかる。

俺ができるのは、今ある歯をこれ以上悪くしないこと。
具体的には、こうだ。

① 道具を変える(毛の柔らかい歯ブラシで力を入れずに磨く)
② マウスピース(ナイトガード)の相談だけはしてみる
③ 定期的に歯医者で見てもらう

これくらいだ。


まとめ|症状を感じない60代もいる

「噛み合わせが悪いと出る症状」を、俺は感じない。
でも、過蓋咬合と診断された。

症状がないからといって、問題がないとは限らない。
顎の力が強い人は、知らないうちに変形が進む。
ある日突然、60代で言われる。

症状を感じない60代もいる、ということだけ、書いておきたかった。

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