歯医者で説明されないまま治療された…これって普通なのか?

考えた

前回、
「噛み合わせに問題があると言われたらどうする?66歳で突きつけられた選択」
という話を書いた。

噛み合わせが全身に影響するかもしれない。
治療するとなると、時間もお金もかかる。
それなりに重い選択だった。

そこで次に浮かんだ疑問がこれだった。

その判断、誰に任せる?
そして、その人はちゃんと説明してくれる人なのか?


説明されないまま治療が進む違和感

診察台に座り、口を開ける。
「はい、麻酔打ちますね」
その一言で、治療が始まる。

今日は何をするのか。
どこまでやるのか。
選択肢はあるのか。

そういう説明がほとんどないまま、
流れ作業のように処置が進んでいく。
こちらは口を開けているだけだ。

正直なところ、こう思った。

これって普通なのか?
俺が知らないだけで、歯医者ってこういうものなのか?
みんな、こんな感じで歯医者に通ってるのか?


設備は最新、でも不安は消えない

今回の歯医者は、子どもの頃に通っていた歯医者とは別物だった。

・歯科用CTで360度撮影
・口の中を小型カメラで撮影
・診察台の前のモニターに自分の歯が映し出される

「歯医者って、ここまで見える化されてるのか」と驚いた。

設備は明らかに令和。
でも、心に残った違和感は別のところにあった。


問題は技術ではなく「順番」

引っかかったのは、この流れ。

  1. こちらの話を十分に聞く前に
  2. 画像の説明が始まり
  3. そのまま処置に入る
  4. 今日の治療内容の再確認がない

本来なら、

話を聞く
→ 状態を説明する
→ 選択肢を出す
→ 今日どこまでやるか合意する
→ それから治療

この順番のはずだ。

どんなに最新の機械があっても、
この順番が抜けると、安心は生まれない。


昭和の医療観は、まだ残っている

思い出したのは、昔、整形外科で言われた言葉。

「痛くないときに来ても意味ない」

壊れてから来い。
症状が出てから対処する。
判断は医者がする。

歯科でも、同じ空気を感じた。

設備は進化している。
でも、考え方はまだ昭和のままのところもある。


それでも「説明してくれる瞬間」はあった

ただ、今回の診察で
「これはありがたいな」と思った場面も一つあった。

下の前歯の内側に、
以前から硬い出っ張りのようなものを感じていた。

医者はそこを見て、
口の中の写真を撮り、
モニターに映しながらこう言った。

「ここは**骨隆起(こつりゅうき)**といって、
噛む力が強い人に出やすい骨のふくらみです。」

さらに、

「噛み合わせが**切端咬合(せったんこうごう)**といって、
上下の前歯が強く当たるタイプなので、
力が集中しやすいんですね。」

専門用語は初めて聞いた。
でも、写真を見ながら説明されると腑に落ちた。

ああ、
こうやって説明してくれれば、人は納得できるんだ。


私が持つようになった最低ライン

それ以来、歯医者を見るときに
技術や設備よりも、まずここを見るようになった。

・いきなり削らない
・まず話を聞く
・画像を一緒に見せる
・今日の治療内容をその都度確認する

この「順番」を守ってくれるかどうか。

うまいかどうかは正直分からない。
でも、

人として扱われているかどうかは、その場で分かる。


説明されないまま進むのは「普通」か

結論として、
説明が少ないまま治療が進む歯医者は、珍しくない。

でも、

それが「当たり前」でいいかどうかは、
患者側が決めていい。

違和感を覚えたなら、
それはわがままでも、神経質でもない。

自分の体の話だからこそ、
「順番がおかしい」と感じる感覚は、
大事にしていいんだと思う。

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