オフィスチェアの高さの合わせ方|立ち仕事40年の自分が初めて調べてみた

選んだ

椅子なんて座れればいい、と思っていた

製造業ひとすじ40年。現場でずっと立ち仕事だった自分にとって、椅子は「座れればそれでいい」ものだった。

退職してブログを始め、初めてまともなオフィスチェアを買った。組み立てて座ってみて、ふと思った。

「この高さ、合ってるのか?」

調べてみたら、意外と奥が深かった。「膝下の長さ」なんて言葉、60年生きてきて初めて意識した。

椅子の高さの基本は「膝下の長さ」

正解はシンプルで、足の裏が床にぴったりつく高さが基本だ。

座ったとき膝が約90度に曲がって、太ももが圧迫されていない状態。これが適正。つまり「床から膝の裏までの長さ」が、そのまま座面の高さの目安になる。

一般的な数値でいうと、日本人男性で42〜45cm、女性で38〜42cm程度。自分は身長170cmなので、43cm前後がちょうどいい計算になる。

高すぎても低すぎてもダメ

座面が高すぎると:足が床から浮いて、太ももの裏が圧迫される。血行が悪くなって足がむくむ。骨盤が後ろに傾いて腰痛の原因になる。

座面が低すぎると:膝が股関節より上にくる。立ち上がるとき腰と膝に負担がかかる。前傾姿勢になって首・肩こりの原因になる。

どちらにズレても、最終的には腰痛・肩こり・疲労につながる。40年立ち仕事で蓄積した体には、余計に響く。

机との高さも関係してくる

椅子だけでなく、机の高さとのバランスも重要だ。

肘が自然に90度に曲がって、机の上にスッと乗る高さが理想。身長170cmなら机の適正高さは約70cm前後。市販の机はだいたい70〜72cmが標準になっている。

自分の場合、2段構造の机で下段63cm・上段75cm。どちらも微妙にズレている。だが机は簡単に買い替えられない。

現実的な対策は、まず椅子を膝下に合わせて、机側はタオルやクッションで肘の高さを補うこと。完璧でなくても、小道具で調整すれば実用上は問題ない。

まとめ:椅子選びで確認すべき3つ

  1. 足の裏が床にぴったりつくか
  2. 膝が約90度に曲がっているか
  3. 肘が机に自然に乗るか

立ち仕事が長かった人ほど、座る環境を整えた経験がない。自分がそうだった。

退職後にブログや趣味でパソコンに向かう時間が増えるなら、椅子の高さは最初にちゃんと合わせておくべきだ。体が楽になるのが実感できる。

7日間使ってみた感想(コクヨ ENTRY2)

自分が買ったのはコクヨの「ENTRY2」(型番:CCR-ET2A301)。1日1時間程度の使用で7日間経った時点での感想を書いておく。

まず座面が広い。お尻の当たる面積がしっかりあるので、体重が分散される感覚がある。立ち仕事で足腰に負担をかけてきた体には、この安定感はありがたい。

背もたれも大きく、寄りかかったときにしっかり受け止めてくれる。安い椅子にありがちな「背もたれが頼りない」感じがない。

そしてメッシュの背面。まだ4月で夏本番ではないが、それでも背中の通気性の良さは感じる。真夏にどうなるか、また追記したい。

高さを合わせたら、あの違和感が消えた

実は今まで、椅子から立ち上がるときに腰のあたりに痺れのような違和感があった。「あれ、なんだろう?」と思いつつ、そのまま過ごしていた。

今回、膝下の長さに合わせてきちんと高さを調整してから、座る・立つを意識してみた。足の裏をしっかり床につけて座り、立ち上がる。たったそれだけのことだが、あの痺れのような感覚がなくなった気がする。

「気がする」程度の話だ。でも40年間、椅子の高さなんて一度も考えたことがなかった人間が、初めてちゃんと合わせてみたら体の反応が変わった。これは自分にとっては発見だった。

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