私の背骨は11度曲がっていた。側弯症は10度以上から。私の11度は、その線のすぐ上だ。痛くないうちに整形外科へ行って、先生に言われたのは「30度以上だと症状が進むおそれがある。11度なら大丈夫」。初診とレントゲンで、窓口で払ったのは6,640円だった。
大人の側弯症は何度から?決まりは「10度以上」
背骨が横に曲がっている角度は「コブ角」という。上と下でいちばん傾いている背骨どうしがつくる角度のことだ。
日本側彎症学会は、この角度が10度以上のものを側弯症と決めている。先生は病名を口にしなかったが、決まりに当てはめれば、60代の私の背骨は軽い側弯症に入る。
学会は、手術が必要になるような40〜50度以上になっても、痛みが出ることはまれだという。ただ、進めば健康に障害が出ることもある、とも書いてある。

私は11度。腰も膝も、痛みはない。
60代の私が、痛くないのに整形外科へ行った理由
背骨が曲がっているのは、昔から知っていた。かかりつけの診療所でレントゲンを見せてもらったときからだ。同じ会社の社長も部長も「60代になると背骨は湾曲するもんだ」と言っていた。
何十年も前、現場でドラム缶を起こした。痛いのに無理をして、ヘルニアになって手術だ。そのおかげで、嫌でも自分の腰と付き合ってきた。
整形外科というところは、痛くないと相手にしてくれないことがある。私は昔「痛くないのに来るな」と言われた。だから今回は、健診のときにかかりつけの先生に相談して、紹介状を書いてもらった。聞きたかったのは、痛くない今、どう付き合って、どう鍛えればいいか、の一点である。
レントゲンで分かった腰の骨の3番目と4番目
初診なので書類を書き、レントゲンを撮って、診察まで。病院に着いてから1時間で終わった。股関節、背骨の全体、膝、腰と、何枚も撮った。明細には部位ごとに写真を保存した回数が書いてあり、足すと17回になる。
【袋とじ】腰のレントゲン写真を見る(内臓も写っているので、苦手な人は開かなくていい。ここを押すと開く)

レントゲンで見ると、腰の骨の3番目と4番目のあいだが狭い。片側はくっついていて、反対側は離れている。先生の答えは、30度以上だと症状が進むおそれがある、11度なら大丈夫、というものだ。
膝も見てもらった。膝は悪い、と言われた。両方とも内側がすり減っている。こちらも、今のところは大丈夫だという。
先生に言われた鍛え方と、私が続けている座り方
背中は、両側の筋肉で支えられている。だから腹筋と背筋を軽く鍛える。ヒンズースクワットはいい。散歩、なんちゃって腹筋、前屈もやっていい。これは、私の背骨を見た先生の、私への答えだ。
私には、何十年も続けていることがある。手術のあと、労災病院のリハビリで教わった座り方だ。
あぐらをかくときは、座布団を2つ折りにして尻の下に敷く。背骨がまっすぐになるように意識して座る。車に乗るときは、タオルを1枚分に折って、腰と背もたれの間に入れる。
金はかからない。道具は家にある。続いている理由は「腰が楽」だからだ。教わった病院はもう閉院したが、教えのほうは残って、毎日私の尻の下で働いている。
毎日座る椅子は、腰のサポートが付いたものを選んだ。→ コクヨENTRY2を実際に買った正直レビュー
整形外科の初診で払った額は6,640円
| 内訳 | 金額 |
| 初・再診料 | 2,950円 |
| レントゲン | 18,940円 |
| その他 | 250円 |
| 合計(10割) | 22,140円 |
| 窓口で払った額(3割) | 6,640円 |
【袋とじ】診療明細と領収書の写真を見る(ここを押すと開く。もう一度押すと閉じる)

22,140円のうち18,940円がレントゲン代。だから6,640円のほとんどは、背骨と膝を写した代金だ。この1回で、背骨の角度も膝の具合も分かった。
私を診た先生の目安は30度。私は11度だった
曲がった骨は、元には戻らない。それは分かっている。ただ、進むのを遅らせることはできるらしい。背中と体幹を使うこと。歩くこと。だから私は毎日歩く。
学会は、中高年で急に進む側弯症もあり、進んでいるかを見るには医師による定期的な経過観察が必要だと書いている。11度は今日の数字で、ずっと同じとは限らない。
痛くなくても、健診で相談すれば紹介状は書いてもらえた。痛くなくても、背骨の曲がりが気になる人は、レントゲンで自分の背骨を見せてもらえばいい。先生に「何度ですか」「大丈夫ですか」と聞けばいい。
あなたは、自分の背骨を見たことがあるか。
腰のために選んだ椅子の話は、コクヨENTRY2を実際に買った正直レビューに書いた。

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