ゴミ屋敷一歩手前の60代|片付け業者を頼めない他人を入れる抵抗

迷った

正直に書く。
俺の家は、ゴミ屋敷一歩手前だ。

テレビに出てくるような、足の踏み場もない状態じゃない。
でも、物が多すぎる。
処分できない物が、家のあちこちに積み上がっている。

だから最近、不用品回収片付け業者を頼むことを考えるようになった。
それでも、契約までは踏み切れずにいる。

楽をしたいんじゃない、家が落ち着かないんだ

片付け業者を考えたきっかけは、楽をしたいからではない。

家事が大変、という話でもない。
問題は、家の中そのものだ。

物が多く、自分ひとりの判断で処分できない物も多い。
片付けようと思うたびに、どこかで手が止まってしまう。
もったいない。まだ使えるかも。誰かが使うかも。
そう思っているうちに、また積み上がる。

家の中が整っていないことで、生活そのものが落ち着かない。
その感覚が、ずっと続いている。

最大の抵抗は「他人に家を見られること」だった

片付け業者を頼むということは、他人を家に入れるということでもある。

今の家の状態を見られることに、正直、強い抵抗がある。

恥ずかしい、という言葉では足りない。
自分の生活そのものを見せるような感覚がある。

片付いていない部屋を見られる、というより、
「こういう暮らしをしている自分」をそのまま差し出す感じがしてしまう。

調べたら、これが一番多い理由だった

悔しいから、調べてみた。

家事代行・片付けサービス「タスカジ」が利用者にアンケートを取ったところ、こんな結果が出ていた。

  • 利用するのに 「抵抗があった」と答えた人:約7割(72.8%)
  • その理由の1位 「他者を家に招き入れることへの抵抗」:62.5%
  • 2位 「頑張れば自分でできると思った」:43.8%
  • 3位 「他者に家事をしてもらうことへの罪悪感」:40.4%

つまり、俺と同じ理由で踏み切れない人が、世の中の大半だった。
「自分だけがおかしいんじゃないか」と思っていたが、違った。
みんな同じところで止まっている。

家のことは、自分ひとりでは決められない

家のことは、自分ひとりの問題ではない。
家族がいる。
それぞれの生活リズムがあり、それぞれの物がある。

片付けや断捨離は、自分の判断だけで進められるものではない。
だからこそ、第三者が入ることに慎重になってしまう。

費用は払える。問題は心の方だった

不用品回収の相場を調べてみた。
軽トラ1台分で約2万円から3万円。
2tトラックで5万円から8万円。
家まるごとなら20万円以上のケースもある。

年金暮らしには大きな出費だ。
だが、出せない金額でもない。
毎月少しずつ貯めれば届く範囲だ。

問題は金額ではなく、「頼む」という行為そのものへの抵抗だ。
自分のことは自分でやるべきだ、という昭和の価値観が、まだ頭のどこかにこびりついている。

でも体は正直だ。
腰が痛い。膝も重い。
重い物を運ぶだけで息が上がる。
若い頃のようにはいかない。
それは分かっているのに、プライドだけが邪魔をする。

業者は、俺たちが思うほど驚かない

もう一つ、調べて分かったことがある。

片付け業者・不用品回収業者の現場では、
こういう家を月に10件以上見ているのが普通だという。

業者から見れば、俺の家なんて「軽い方」かもしれない。
俺が「恥ずかしい」と思っている家の中身は、業者にとっては見慣れた風景だった。

さらに、業者は依頼者のプライバシーにも配慮している。

  • 作業車を依頼者の家から少し離れた場所に停める
  • 早朝や深夜の対応も相談できる
  • 女性スタッフのみで来てもらうオプション

「近所にバレたくない」「他人に見られたくない」という気持ちを、業者の側も理解している。
こっちが一人で抱え込んでいただけだった。

妻は反対していない。それでも決めきれない

妻は、片付け業者に否定的ではない。
楽になるなら、それでいいんじゃないか、というスタンスだと思う。

それでも決めきれないのは、自分の側の問題だ。

頭では分かっている。
年齢や体力を考えれば、頼れるところは頼ったほうがいい。

業者に頼むことは、負けでも逃げでもない。

そう思っている。
それでも、踏み切れない。

ただし——利用した人の8割は「おすすめしたい」と答えていた

もう一つ、調査で気になる数字があった。

実際に家事代行や片付けサービスを利用した人の8割以上が、「他の人にもおすすめしたい」と答えている。

つまり、踏み切れずに迷っているのは俺の側だけで、踏み切った人の大半は「やってよかった」と思っている。

この数字を見ると、また少し背中を押される。
でも、もう少しだけ考えたい。
それが今の正直な気持ちだ。

それでも、このままでいいとは思っていない

一番引っかかっているのは、自分の生活のだらしなさを他人に見せることだ。

片付けられていないのは、忙しさのせいだけではない。
性格の問題もあると思う。

それをお金を払って外注していいのか。
どこかで、そんな迷いがある。

だからといって、このまま何もしないでいいとも思っていない。

次の1歩は「契約」じゃなく「見積もり」でいい

決めきれないなりに、調べているうちに分かったことがある。

不用品回収や片付け業者は、いきなり契約しなくていい。
多くの業者が 無料見積もり を用意している。

つまり、こういう順番がある。

  • ① まず見積もりを取る(無料・電話やWEBで完結することも多い)
  • ② 金額に納得すれば申し込む、合わなければ断っていい
  • ③ 当日、必要なら立ち会わなくていいオプションもある

「契約」の重みで考えていたから、踏み切れなかった。
でも「見積もり」なら、まだハードルは低い。
断ってもいいし、見るだけでもいい。

結論は出ていない、という結論

今はまだ、実際に業者を頼んではいない。
すぐに決断できるわけでもない。

それでも、この状態をどうにかしたいと考え続けている。

これは、結論の出ていない話だ。
でも、考えるのをやめないための記録でもある。

同じところで立ち止まっている人がいたら、すぐに答えを出さなくてもいい、と伝えたい。
ただ、「見積もり」だけでも先に進めてみる価値はあるかもしれない。
俺も、まずそこから始めるつもりだ。

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