保険見直しで損しないための相談先

決めた

保険は一度入ると、長く続く。
だからこそ、見直しはときどき必要だと思う。

私も、がん保険をきっかけに保険全体を見直した。
だが、無料相談は使っていない。

理由は、相談する前に「考え方」を学んだからだ。


保険に「守られている」という錯覚

がん保険に入ると、どこか「守られている」「いざとなれば何とかなる」という安心感が生まれる。
しかし、それは少し違うと気づいた。

保険に入ったからといって、がんが治るわけではない。
治療そのものは医療であり、保険はお金の問題を補うものにすぎない。

調べていくうちに、健康保険制度で多くの医療費が抑えられる仕組みがあることも知った。
高額療養費制度を使えば、月の自己負担には上限がある。
さらに、ある程度の蓄えがあれば、想定される治療費には対応できると考えた。

私は、不安ではなく「現実」で判断し、がん保険をやめた。


見直しで気づいた「惰性の怖さ」

保険を見直して一番驚いたのは、「なぜこの保険に入ったか」を自分で説明できなかったことだ。

30代の頃、知人に勧められて入った。
「みんな入ってるから」「家族のためだから」。
それだけの理由で、毎月の引き落としが30年以上続いていた。

家族構成も、収入も、健康状態も変わっているのに、
保険の内容だけが当時のまま。
これが惰性でなくて何だろう。

見直してみたら、不要な特約がいくつかあった。
月々の差額は数千円だが、年間にすると結構な額になる。
「もっと早くやればよかった」と正直思った。


無料相談は不要なのか

では、無料相談は不要なのか。
そうとも言い切れない。

妻にも「一度見直したら?」と言ったことがある。
返事は「面倒くさい」だった。
たぶん、多くの人がそうなのだろう。

だが面倒くさいからこそ、保険会社は助かっている。
見直されないまま払い続けてくれる客は、いいお客さんだ。
それに気づいた時、ちょっと悔しかった。

私は自分で調べて判断したが、これは時間もかかるし、知識も必要だった。
ChatGPTにも相談した。ネットでも調べた。
そこまでやる気力がない人もいるだろう。

次のような人には、無料相談は意味があると思う。

・保険の内容がよく分からない
・家計と保険のバランスに不安がある
・続けるべきか、やめるべきか迷っている
・自分では判断材料が足りないと感じる

こうした人にとっては、プロに一度聞いてみることで、
自分の保険が適切かどうかを知れるきっかけになる。


無料相談で注意すること

ただし、無料相談にも注意点はある。
相談員はボランティアではない。保険を契約してもらうことで収入を得ている。

だから、相談に行ったら必ず「新しい保険を勧められる」と思っておいた方がいい。
それ自体は悪いことではないが、その場で決めないこと。
「持ち帰って考えます」と言える心の準備だけはしておくべきだ。

私が使わなかったのは、この「勧められる」のが面倒だったからでもある。
だが、知識がない状態で一人で悩むよりは、プロの話を聞く方がましだとも思う。

私の場合は、がん保険で年間約12万円払っていた。
8年間で約97万円。冷静に考えると大きな額だ。
この金額を投資に回していたら、と考えることもある。
もちろん後悔しても仕方がないが、「気づいた今」がいちばん早い。

保険証券を引っ張り出して、一つずつ中身を確認する。
面倒だが、それだけで年間数万円浮くこともある。
私はそうだった。


損しないためにできること

保険で損しないコツは、実はシンプルだ。
「今の自分に本当に必要か」を定期的に問い直すこと。

60代になれば、子供は独立している。住宅ローンも終わっている人が多い。
30代の頃と同じ保障が必要な理由は、もうないかもしれない。

自分で調べるもよし。
プロに聞くもよし。
どちらにしても、「何もしない」が一番もったいない。

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