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お金がたまらなかった60代の俺|原因は保険の固定費だった

お金のメンテナンス
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「お金がたまらない」と、ずっと思っていた。
使いすぎているつもりもない。贅沢もしていない。
それなのに、なぜか残らない。

原因を探した結果、答えは保険だった。

俺は60代。気づいたのは遅すぎた。
でも、気づいた今がいちばん早い。

保険証券を全部、テーブルに並べた

ある日、家にある保険証券を全部出してきた。
テーブルに並べてみた。

  • 生命保険(メットライフ含む複数)
  • がん保険(俺と妻)
  • 郵便局のかんぽ保険3本(俺と子供2人)
  • 自動車保険(JA共済)
  • 火災・地震保険(三井住友海上)

並べてみて、初めて全体像が見えた。
「こんなに入っていたのか」と、自分で驚いた。

毎月の引き落としは、空気のように流れていた。
財布から出していたわけじゃないから、使った感覚もない。
自動引き落としというのは便利なようで、お金の感覚を麻痺させる仕組みだと気づいた。

郵便局のかんぽ保険3本|最低でも約800万円

一番大きかったのは、郵便局のかんぽ保険だった。

俺と子供2人の名義で、合計3本入っていた。
気づいたら、最終的に月6万弱だった。

  • 俺:月19,220円
  • 子供①:月24,174円
  • 子供②:月14,450円
  • 合計:月57,844円

加入は2000年には確実にしていた。
30歳の頃から月1〜2万円は払っていた。
正確な総額は分からないが、20年以上続けていたから、
最低でも約800万円は払い続けたことになる。

2022年10月、3本まとめて全部解約した。

ただし、かんぽは貯蓄型保険だった。
解約したら、解約返戻金がいくらか戻ってきた。
正直、ありがたかった。

ただ、払った金額が全部戻ったわけじゃない。
20年以上の手数料・保障コストとして消えた分も、それなりにある。
正確な金額は記憶に残っていない。

解約返戻金は、自分で聞けば分かる

俺は戻った額を覚えていない。
だが、今の契約でいくら戻るかは、自分で聞けば分かる。

かんぽ生命の説明では、解約返戻金の額は、かんぽコールセンターか郵便局の保険の窓口で確認できる。
契約者本人が、保険証券の記号番号と本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を用意して聞く。
電話での確認は平日だけだ。

全部やめる以外の道もある。
保険金額を減らす、保険料の払い込みをやめて保障を続ける(払済)、保険の期間を短くする——どれも郵便局の窓口で手続きできると書いてある。
やめるか続けるかの二択ではない。

生命保険47年|500万円超

かんぽの次に整理したのが、生命保険だった。

20歳の頃、親戚の叔母(保険外交員)に勧められて入って、
気づいたら47年経っていた。月1万円は最低払っていた。
最低でも500万円超を払い続けた。

2024年3月、全部解約した。

詳しい経緯はこちら → 生命保険に47年気づかなかった60代|500万円超やめた話

がん保険8年|夫婦で97万円

がん保険は、夫婦で2016年に加入していた。
俺6,500円・妻3,500円・合わせて月1万円。
8年で約97万円払った。

2024年4月、妻と相談して揃って解約した。

詳しい経緯はこちら → がん保険はいらない|60代の俺が8年97万円でやめた

残したのは自動車と火災・地震

すべての保険をやめたわけじゃない。

残したのは2つ。

『お金の大学』でも、この2つは残すべきだとされている。
確率は低いが、起きたら破滅級の損失になる「対人対物無制限の自動車保険」と「火災保険」だけは、保険で備える。
これは俺の判断とも一致した。

妻と相談しながら、一つずつ整理した

整理は、一気にはやらなかった。
妻と話し合いながら、一つずつ片付けていった。

「これ、本当に必要か?」
「子供が独立した今、死亡保障はいるか?」
「医療保険は高額療養費制度があるんじゃないか?」

調べて、考えて、納得して、解約した。
2022年10月:かんぽ3本。
2024年3月:生命保険全部。
2024年4月:がん保険。

2年弱かけて、必要なものだけ残した。

気づいたら、固定費が大幅に下がった

具体的な月額の差は伏せるが、整理後の固定費は大幅に下がった。

ちょうど年金生活が始まる時期だった。
年金からは国民健康保険・介護保険・税金が天引きされる。
収入は減るのに、公的な引き落としは結構な額になる。
民間の保険まで払い続ける余裕は、もう無かった。

整理して気づいた。
「お金がたまらなかった理由」の正体は、保険の固定費だった。

もっと早く気づいていれば

正直に書く。
もっと早く気づいていれば、と悔やむ。
自分の情弱を、悔やむしかない。

でも、後悔しても始まらない。
気づいた今がいちばん早い。

あなたの保険は、いくら積み上がっているだろうか

もし同じように「お金が残らない」「保険が重い気がする」と感じているなら、
まず保険証券を全部、テーブルに並べてみることをすすめる。

それだけで、何かが見えてくる。
俺の場合は、それで気づいた。

判断は人それぞれだ。
不安が強い人には保険は意味があるし、家計に余裕がある人には安心になる。
でも、一度は中身を見るべきだと思う。

証券を全部出して月額を足したら、いくらになるだろうか。
その額が今の暮らしに合っているかは、プロのFP(ファイナンシャルプランナー)に無料で聞ける。

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