噛み方を教わらなかった世代の請求書

考えた

今の子どもは「噛み方」まで教わっているらしい

最近知って、正直ショックだったことがある。
今の子どもは、保育園や小学校で「噛み方」や「歯の使い方」まで教わっているらしい。

前歯でかじる。
奥歯ですりつぶす。
一口の量。
口を閉じて噛む。
左右バランスよく使う。

給食の時間そのものが、そういう“実地訓練の場”になっているという。

なんで、俺たちの時に教えてくれなかったんだ

その話を聞いた瞬間、頭に浮かんだのは素直な疑問だった。

――なんで、俺たちの時に教えてくれなかったんだ。

「よく噛め」とは言われた。
でも、「どう噛め」とは教わっていない。
前歯と奥歯に役割があることも、
硬いものをどう扱うと歯に負担がかかるのかも、
体系的に説明された記憶はない。

硬いものを噛んで、初めて分かったこと

ジャイアントコーンみたいな硬いものを、
何も考えずにガリッとかじる。
それが危ないなんて、
歯をやられてから初めて実感した。

もっと早く知っていれば。
もっと若いうちに意識していれば。
噛み方一つで、歯の寿命は変わっていたかもしれない。

「今さら知っても、もう遅いのか」

今さら知って、思う。

まだ間に合うのか。
いや、正直もう遅いだろう。

そんな言葉が、頭の中を行ったり来たりする。

そして行き場のない怒りが浮かぶ。

――誰のせいでこうなったんだ。

学校か。
親か。
時代か。
それとも、自分か。

制度はあった。でも、常識ではなかった

食育基本法ができたのは2005年。
ちょうど、知識や制度が整い始めた過渡期に、
俺たちはすでに大人になっていた。

制度は生まれた。
でも、それが「当たり前の常識」として
社会に染み込む前だった。

だから、噛み方や歯の使い方という
一生ものの基礎は、
俺たちの世代には届かなかった。

老後になって届いた「請求書」

そして今、66歳になってから知る。

噛み方ひとつ、
歯の使い方ひとつが、
将来の治療費や選択の重さに直結するという現実を。

若い頃に払わなかった
「基礎教育のコスト」は、
老後になって
医療費と後悔という形で
一括請求される。

これが、俺に届いた“請求書”だ。

結局、残された選択はひとつしかない

文句を言っても、歯は生えない。
怒っても、時間は戻らない。

残っている選択肢は、ひとつしかない。

――これからは、大事に扱うしかない。

噛み方を意識する。
無理をしない。
残っている歯を、できるだけ長く使う。

遅すぎると分かっていても、
今からでもやるしかない。

教わらなかった基礎のツケは重い。
でも、その現実を引き受けて生きるのも、
66歳の「Choice」なのだと思っている。

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

私はこれで歯磨き習慣がかわりました。

クラプロックス ブラック is ホワイト 音波式電動歯ブラシ

コメント