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オーダースーツの相場を60代が調べた|3万円台と4万6千円、それでも先に見るのは店員だ

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オーダースーツは10万円くらいすると思っていた。
調べたら、安いところは3万円台。生地を選んで店で採寸して国内で縫う花菱(HANABISHI)という店で、公式の価格表では上下46,200円からだった。
それでも俺は、まだ買っていない。値段より、店員を見てから決めたいからだ。

先に断っておく。これは買った話ではない。調べた話だ。

オーダースーツの値段は3万円台と46,200円に割れていた

礼服を除いて、俺のスーツは2着。数えるまで何着あるか分からないくらい出番がない。それでも、子供の結婚や式典で慌てたくはない。1着だけちゃんとしたものを作っておくか、と思って調べた。

値段は、はっきり2つに割れた。
決まった型に体を合わせる作り方なら3万円台から。
生地を選んで、店で採寸して、国内で縫う作り方だと46,200円から。

差は1万円ちょっと。この1万円が何なのかを知りたくて、高いほうを詳しく調べた。その前に、なぜ俺が値段より店員を見るのかを書く。

高校のとき、俺は見事に売られた

スーツとの付き合いは高校からだ。アイビールック(1970年代(昭和45〜54年)に流行った、アメリカの大学生風の格好)にかぶれて、雑誌を読みあさっていた。

金もない高校生が、店で1着作った。「スーツくらい持ってないと」と言われ、1年払いで毎月、現金を握って通った。同じ店で高い靴と白いコートも買った。あれは乗せられていた。

20代でもう1着作ったが、実際に活躍したのは礼服のほうだ。礼服は3回買い替えた。仕事は製造現場40年で、日常は作業着。スーツの出番は、結局ほとんど無かった。

俺は、売る側もやった

若い頃、商店に勤めていた時期がある。そこで数回、こう言われた。

「お前だから買うんだがな。他のやつが来ても買わない」

商品が売れたんじゃない。俺が買ってもらえた。あの嬉しさは、今でも覚えている。売る側にとって、これ以上のほめ言葉は無い。

だから客の立場になっても、商品より先に人を見る癖がついた。値段が少し高くても、「この人から買いたい」と思える店員がいるなら、そっちで買う。見ているのは3つだけだ。商品説明の仕方。目の輝き。誠意。口先では作れない部分だ。

ドンピシャの店員が出てくるかもしれないし、機械みたいな店員かもしれない。そこが博打で、そこが面白い。

花菱(HANABISHI)のオーダースーツの値段と店

高いほうの代表として、花菱(HANABISHI)を調べた。行っていない。ホームページと広告の説明を読んで分かったことを、全部出す。

項目調べた中身
値段上下シングルスーツ46,200円〜101,200円の6段階(公式の価格表。生地のランクで決まる)
割引初回限定クーポンあり(メールマガジンに登録して店に持っていく。礼服と一部の生地は対象外)。公式のクーポンのページでは、初めて作る人向けのプランが税込85,800円〜から63,800円〜。22,000円引きだ。46,200円の生地に使えるかは書いていない(2026年(令和8年)10月に確認)。
仕立てイージーオーダー=決まった型を体に合わせて直す作り方。型そのまま(パターンオーダー)より体に寄る
生地3,000種類以上
縫製完全国内縫製。1935年(昭和10年)創業
買い方ホームページで来店予約 → 店で採寸 → 仕上がりを受け取る。1着目は必ず店。2着目からは公式のネットショップで注文できる
店18店舗。北海道2・東北3・新潟1・関東10・静岡1・福岡1。関西と名古屋には無い

良いことばかりではない。弱点は3つある。
①値段は生地のランクで6段階に変わる。店で生地を選ぶまで、自分がいくらになるかは決まらない。公式でも、価格表は46,200円から、よくある質問の答えは52,800円からと、数字が2つ出ている。
②1着目は必ず店に行って採寸する。ネットで済ませたい人には向かない。
③店が18軒しかない。名古屋にも大阪にも無い。

それでも、この店は店員に会うことが前提になっている。人を見て決めたい人間には、都合がいい。自分の県に店があるか確かめてから、来店予約をすればいい。店の一覧と予約は、下のリンク先にある。

1935年創業・完全国内縫製のオーダースーツ HANABISHI

花菱で聞く3つの質問|下調べは値切るためじゃない

知識ゼロで行けば、向こうのペースになる。それも高校時代に経験済みだ。

だから調べてから行く。聞くことは3つ決めてある。
「一番安い生地だと、上下でいくらですか」
「初回のクーポンの22,000円引きは、46,200円の生地にも使えますか」
「一番安い生地と一番高い生地で、いくら違いますか」
数字をごまかさずに答える店員かどうかは、この3つで分かる。

下調べは、値切るためじゃない。店員を試すためだ。

店に入ったら、まず店員を見る。スーツを見るのは、そのあとだ。

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そもそも60代でスーツが何着必要か。俺の結論はこっちに書いた。
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