カシヤマ(KASHIYAMA the Smart Tailor)でオーダースーツを作ろうかと、ぼんやり考えている。
先に断っておく。
これは買ったレビューじゃない。検討メモだ。
60代になって、礼服を除いてスーツは2着くらい。出番は少ないが、ゼロにはできない。そろそろ1着、ちゃんとしたものを作っておくか——そう思って、ネットで調べた。
調べた中で、俺なりの結論を書いておく。同じように迷ってる人の参考になればいい。
高校時代のメンクラスーツから始まった俺のスーツ歴
俺のスーツとの付き合いは、高校時代に遡る。
アイビールックの時代だった(1970年代・アメリカの大学生スタイルが流行)。雑誌「メンズクラブ(メンクラ)」を読みあさって、高校の友達と「あ〜でもないこ〜でもない」と話していた。
金がない高校生だったが、メンクラの店で買わされた。半分セールストークだ。「スーツくらい持ってないと」と言われ、1年払いで毎月現金を持って行った記憶がある。
同じ店で、リーガルの高い靴と、白いコートも一緒に。あれは今思うと、見事に乗せられていた。
20代でもオーダーで作った。これも「何かで必要になるから」というセールストークだ。実際は、礼服(黒い服)の方がはるかに活躍した。礼服は3回買い替えた。
仕事は製造現場40年だったから、作業着が日常だ。スーツが必要な場面は、結局少なかった。
今、礼服除いてスーツは2着くらい。あとで「あれ、何着あったかな」と数えたくらい、出番がない。
なぜ今、オーダースーツを検討するのか
正直に言えば、「必要に迫られて」だ。
これから先、スーツを着る場面が完全にゼロになるわけじゃない。子供の結婚や式典など、いざという時に慌てたくない。
「あれば安心」レベルだが、それでも1着は欲しい。
既製品で済ますか、オーダーにするか。迷ったので、最近よく広告で見るカシヤマを調べた。
カシヤマの基本情報を調べた
調べてみると、カシヤマは思っていたよりも安かった。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 33,000円〜(初回20%OFFで26,400円〜) |
| 採寸 | 初回は店舗で熟練フィッターが採寸 |
| 2回目以降 | オンライン注文可(サイズデータ登録済み) |
| 納期 | 最短1週間(通常のオーダースーツは3週間〜1か月) |
| 店舗 | 全国60店舗以上 |
俺の感覚では「オーダーって10万くらいするんじゃないか」と思っていた。実際は3万円台から作れる。これは想定外だった。
生地はオールシーズン狙いか
俺のように年に数回しか着ない人間にとって、生地選びは難しい。
厚手とオールシーズン、両方持っておくのが理想だが、1着ならオールシーズンが無難だろう。サマーウールやポリエステル混紡で、目付け240g程度の生地が「夏も冬も使える」とされている。
色は紺かグレーで間違いない。冠婚葬祭以外でも違和感がない色だ。
派手な色や柄は、着る頻度が少ない人ほど避けた方がいい。一度の失敗が大きく響く。
ズボンの仕様はワンタックかツータック
ズボンのタック(ひだ)にも種類がある。
| タイプ | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| ノータック | スッキリ・タイト | 若い人・細身 |
| ワンタック | 現在最も人気 | 標準体型・トレンド志向 |
| ツータック | リラックス・クラシック | 体型しっかり・60代向き |
60代の俺が選ぶなら、ワンタックかツータック。ノータックは若い人向けで、年齢的に浮く可能性がある。
裾はダブルがクラシック。シングルがすっきりして見える。これも年齢で言えば、ダブルの方が落ち着く。
「対面するな」の時代だが、俺は対面で買いたい
今のご時世、買い物は対面しない方が推奨されている気配がある。
「ネットなら騙されない」「対面はセールストークで売られる」——そんな空気だ。
確かに、騙される心配はある。高校時代の俺のように、買わされる可能性も。
でも、俺は対面で買いたい。
対面には「面白さ」がある。カシヤマにも、ドンピシャな店員がいるかもしれない。あるいは、ロボットみたいな全然つまらない店員かもしれない。
これはギャンブルだ。でも、そのギャンブル要素が楽しい。
「お前から買いたい」と思える店員を探す
俺は、メーカーやブランドで物を買いたくない。
カシヤマがいい、青山がいい、伊勢丹がいい——そういう判断より、「お前から買いたい」と思える人から買いたい。
この感覚、実は俺自身がある商店に勤めていた時の経験から来ている。製造現場一筋じゃない、若い頃に商売の世界にいた時期があった。
客にこう言われたことが数回ある。
「お前だから買うんだがな。他のやつが来ても買わない」
その時の嬉しさは、今でも覚えている。商品はどうでもいい。俺という人間を信用して買ってくれた——それが何より嬉しかった。
商品が売れたんじゃない。俺が買ってもらえた。この感覚は、店員側を経験した人にしか分からないかもしれない。
だから今、客の立場になっても、商品より人を見る癖がある。
値段が少し高くても、「お前から買いたい」と思える店員がいるなら、その人から買う。
「お前から買いたい」は、店員にとって最高のほめ言葉だ。商品の話だけじゃなく、俺の体型、俺の生活、俺の出番を聞いた上で、「これがいい」と提案してくれる人。そんな店員に出会えたら、こっちも商売抜きで応えたい。
ただし、「お前から買いたい」と思えるかは、店員次第だ。
店員も客を見ている。客も店員を見ている。お互い様だ。
俺が店員に見てるのは、
- 商品説明の仕方
- 目の輝き
- 誠意
こんなところ。口先じゃ作れない部分だ。
俺も若い頃、高校時代は見事に売られた。だから今は、こっちも構えて、対等に選びたい。
そんな店員に出会えたら、買い物が一気に変わる。
だから下調べして店に行く
下調べを推奨する。
事前に基本情報を頭に入れて、店に行く。そうすれば、店員と会話する材料を持って臨める。
「初回は20%OFFですよね」「オールシーズン生地はどれですか」「ツータックも選べますか」——こういう質問ができれば、店員のレベルが分かる。
下調べして行く方が、対面の面白さが10倍になる。
知識ゼロで行くと、向こうのペースで売られる。それは高校時代に経験済みだ。
まとめ|次に動くなら
俺の今の検討状況をまとめる。
- カシヤマは初回20%OFFで26,400円〜・1週間で作れる
- 1着なら、オールシーズン生地・紺かグレー・ワンタックかツータック・ダブル裾
- 俺は対面で買いたい・下調べして行く
- 「お前から買いたい」と思える店員に出会えるかが一番の関心
次に動くなら、店舗に行ってみる。買うかどうかは、店員次第だ。
もし、実際に作ったら、続編としてレビュー記事を書く。それまでは、この検討メモを残しておく。
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そもそも60代でスーツが何着必要か、俺の結論はこっち。
