火災は納得、地震は迷い
GPTに相談した。
火災保険については、「これは良い契約」と分かった。
では地震保険はどうか。やめてもいいのではないか、と考えた。
地震保険は、期待値だけ見れば得をする保険ではない。
実際、多くの人は保険料を払い続けて終わる。
合理だけで判断すれば、「不要」という結論も成り立つ。
保険は、基本は貯金で賄う
私の考え方はシンプルだ。
貯金で賄える損失には、基本的に保険はかけない。
この考えは今も変わっていない。
だが、家というものは数万円や数十万円の話ではない。
数千万円という単位の世界だ。
もし住む場所そのものを失ったら――
その損失は、貯金だけで軽く受け止められる規模ではない。
自分の立ち位置で考えた
ここで、自分の位置をもう一度見直した。
大きな家は、もう建てない。
家財は自分の資金で復旧できる。
老後の設計も、おおよそ見えている。
それでも、住む場所が一度に崩れたとき、
その瞬間の自分がどう感じるかまで考えた。
合理だけで見れば、地震保険は不要かもしれない。
それでも私は、やめない選択をした。
地震保険の仕組みを調べた
地震保険について、改めて調べてみた。
知らなかったことがいくつもあった。
まず、地震保険は単体では入れない。
火災保険とセットでないと契約できない。
補償額は火災保険の30〜50%が上限。
つまり火災保険で2,000万円の契約なら、地震保険は最大1,000万円。
全壊しても建て直し費用の全額は出ない。
あくまで「生活再建のための資金」という位置づけだ。
この点を理解していないと「入っていたのに足りなかった」と不満が残る。
保険料は地域と建物の構造で決まる。
うちは木造で、年間2万円ちょっと。
5年一括で払うと少し安くなる。
月にすると1,700円くらいか。
缶コーヒー3本分で家を守る保険に入れると考えれば、感覚は変わる。
ただ、これは主観の話だ。
合理的には「無駄」と言える人もいる。
地震を経験して思ったこと
東日本大震災のとき、うちは揺れたが被害はなかった。
だがテレビで見た光景は忘れられない。
家が流される。家が潰れる。
何十年もかけてローンを払った家が、数分で消える。
あのとき、地震保険に入っていた人と入っていなかった人で、再建のスピードが全然違ったという話を聞いた。
保険金で仮住まいを確保できた人。
何もなくて避難所から動けなかった人。
その差を思うと、年間2万円は「高い」と言い切れなかった。
能登半島地震のニュースを見たとき、同じことを感じた。
日本に住んでいる以上、地震は他人事ではない。
「うちは大丈夫」という根拠はどこにもない。
妻と相談した。
「地震保険、どうする?」
「続けた方がいいんじゃない。何かあったとき、お金がないのが一番困る」
妻の意見はシンプルで、的を射ていた。
合理で迷っていた自分が少し恥ずかしくなった。
得をするためではない
地震保険は、得をするための保険ではない。
全壊する確率も高くはない。
多くの場合、何も起きずに終わるだろう。
それでも――。
もし本当に家を失ったとき、
住む場所も、選択肢も、一度に崩れたとき、
そのときの自分が崩れないかどうかまで考えた。
地震保険は、合理だけで決めるものではなかった。
私は、得をするからではなく、
**「もしものとき、自分が崩れないため」**に残すと決めた。
保険とは何か
火災保険と自動車保険は理解できた。
だが、地震保険だけは違った。
保険とは、安心を買うものではない。
人生が揺らいだとき、
それでも立っていられる余白を残すための道具なのだ。
私は、自分の立ち位置で考え、
地震保険を継続すると決めた。
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